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看護師1年目の新人教育について

福岡県大牟田市にある大牟田天領病院 新人教育の様子


▼目次
1.新人看護師の年間教育計画
2.ローテーション研修
3.夜勤スタート時期
4.同期との絆を深める
5.リフレッシュ研修
6.早期離職を防ぐ指導方針
7.就職を検討中の方


―― 年間教育計画は、OJTと集合研修の組み合わせ。

大牟田天領病院の新人教育目標は、「卒後1年間で社会人・専門職としての態度を身に着け、臨床実務に必要な知識・技術を習得し、安全にベッドサイドケアができる」としています。
新卒入職者の新人研修は、4月の入社式が終わって、まずは1週間を通して座学と技術を学ぶ集合教育からスタートします。「学校で習ったことはこういうことだけど、大牟田天領病院での実際のケアは・・・」といった看護技術の振り返りが中心で、学んできたことをもう一度思い出してもらって、そことつなげて考えることに重きを置いて指導していきます。
各部署に配属後は、現場にてOJT(On-the-Job Training)での新人教育へと進んでいきますが、月1回の集合研修として「月例ミーティング」が5月から3月まで新人教育計画に組み込まれています。

新人看護師 年間教育計画

新人看護師 年間教育計画

毎月の研修内容は、それぞれどの段階で学んで欲しいかをこれまでも継続的に議論し、順番を入れ替えてきました。研修内容には比較的簡単なものから難しいものまで含まれており、難しいものを先にやってしまうと新人看護師も戸惑ってしまうので、まずは身近な内容からというのを意識して、今の順番が作られています。
入職後1ヶ月目・3ヶ月目・6ヶ月目のタイミングでは、チェックリストを使っての振り返り・フォローミーティングを設定しています。新人看護師と各部署の師長・主任、プリセプター(心理的サポート担当)、アソシエイター(教育・技術指導担当)、教育担当者が集まって、これまで学んできたことの振り返りと業務上の不安や悩みを共有し合い、次にどう活かしていくか時間を取って話し合います。そして、3月には1年の振り返りとして修了式を行います。ここでも、学んできたことのスライドを見ながら振り返りを行い、看護師2年目に向けた体制を整えます。

仲間とともに成長し2年目へ向かう

―― 一人ひとりの視野と可能性を広げるローテーション研修

大牟田天領病院では1年目の8月から12月の間に、配属された自部署とは異なる関連部署で実際に半日~1日勤務をしてもらう「ローテーション研修」を導入しています。
当院の急性期病棟は内科系から外科系まであり、回復期リハビリテーション病棟と地域包括ケア病棟もあります。また、病棟以外には外来・手術室・内視鏡センター・腎センター・訪問看護・地域連携室といった部署があり、看護師がそれぞれの持ち場で、さまざまな役割を持って勤務しています。
そこで、実際に関連部署での勤務を通して、「各部署の役割を理解し、自部署との連携について学ぶ。他部署のケアを学習し、自部署での看護に活用する」ことを目的としたローテーション研修を導入しています。例えば急性期病棟に配属された新人看護師であれば、手術室や回復期リハビリテーション病棟でローテーション研修を行い、自身が勤務する病棟に入院される“前と後の患者さんの流れ”“そこで働く看護師の仕事の流れ”を実際に体験します。この研修を通して「患者中心の総合的チーム医療」を実践していく上での自身の役割を学んでいただきたいと考えています。普段、急性期病棟で勤務する看護師が、回復期から在宅へ復帰されていく患者さんを見ることで、回復期へ患者さんが移る前に急性期病棟が担うべき看護の役割を再認識することがあります。そのような気付きを他部署での仕事を通じて得ることができれば、看護師としての視野を広げるきっかけになると考えています。実際にローテーション研修後の新人看護師の声を聞くと、普段とは違う環境に触れることでリフレッシュにも繋がっているようで、「すごく楽しかったです」といった声も聞かれ、評判の研修となっています。

福岡県大牟田市にある大牟田天領病院 ローテーション研修

ローテーション研修での学びはたくさん

―― コロナ禍での臨地実習不足を考慮して夜勤開始時期を設定

新人看護師さんの夜勤スタート時期は、少し遅めに設定をしています。例年は6月ぐらいから体験夜勤をスタートさせていましたが、今年は10月からのスタートで計画をしています。コロナ禍で臨地実習が不足しており、新人看護師がなかなか現場に入れていないという現状があります。それによって、実際に入院患者さんとコミュニケーションをとる機会が不足していたり、看護師間のコミュニケーション経験も不足しています。臨地実習の内容を学校で行おうとすると、どうしても相手役が実際の患者さんではなくなるため、例えば高齢者の方に対するコミュニケーションの取り方一つとっても慣れるまでに時間がかかってしまうのが現状です。そこで、当院の教育方針としては、「まずは現場に慣れてもらいたい」ということで、夜勤のスタート時期を後ろにずらしてでも着実に自信を付けていけるような新人教育にしていこうと考えています

―― 「同期とのつながり」を育てる

新人教育を進めていく中で、「同期とのチームワーク作り」を看護部としては意識的に推奨しています。ただ教え込むだけの教育ではなくて、毎月同期と顔を合わせる機会を作ってあげることで、同期の強みというのが出てくると考えています。学生からいきなり社会人として働き始めると、どうしても1人では乗り越えられない壁や辛さがあって、同期のつながりがあってこそ乗り越えられるという経験が1年間を通して何度もあるようです。勉強だけではなく、社会人としての人間性を育成するといった点で、毎月の集合研修で同期が顔を合わせること自体が、非常に大切なことなんだと考えています。現場に入ってしまうと、どうしても自部署の先輩後輩としか顔を合わせなかったりする。だから月に1回でも同期との繋がりを確認できる場を作ってあげたい。そういった横の繋がりも大切にできるような1年間にしたいなと思って、新人教育計画の中に盛り込んでいます。
私達は宿題も出さなければ、研修後のレポートも厳しくはないです。研修した振り返りは当然してもらいたいので、どういったことを学んでそのときどう感じたかとかっていうのは書いてもらいますけれど、そこにあまり強制力を働かせず、厳しめに評価はしていないです。それよりも、研修が終わって新人看護師たちが残って雑談をしているのが時間が大切だという思いです。「私は、今ここまでできるようになったよ」とお互いの近況報告をし合ってるんじゃないかと思いますけど、そういう情報交換ができる同期の絆を私達教育担当者も大切に考えています。

―― スタッフ間のつながりを強固にするリフレッシュ研修

毎年、新人看護師と各部署の先輩スタッフが参加する「リフレッシュ研修」を、教育担当者が中心になって企画をしています。今年も7月末に開催をしました。コロナ禍ということで、院外に出かけられないため、今年は院内で実施できるリフレッシュ研修として、自分たちで作った「神経衰弱大会」を開催いたしました。
新人看護師にとっては、現場の管理者や医師の顔を早く覚えることも重要です。ですが、業務に精一杯だとなかなかそこまで至っていないのが現状です。そこで、少しでも早く覚えてもらうために「神経衰弱ゲーム」を企画しました。床に管理職や医師の顔写真を大きく印刷したカードを並べて、チームに分かれて何人分開けられるかを競ってもらいました。カードの中には「器械体操の扇形をしてください」といったババカードも含まれていました(笑)。これが、大いに盛り上がりました。

リフレッシュ研修を通じて先輩後輩のつながりを育む

こういったスタッフ同士が触れ合う機会ができると、やっぱり先輩後輩の仲も良くなりますし、他の部署との連携もとりやすくなるかなと思います。急性期病棟から地域包括ケア病棟へ患者さんを転棟していただく時に、たまたまリフレッシュ研修でレクレーションを一緒にした先輩後輩が一緒になって話が盛り上がったりとか。新人看護師が先輩看護師に申し送るのに、緊張しなくて済んだり。そういった日常の仕事の場面で役立っているようです

―― 新人看護師の早期離職を防ぐ指導方針

指導する側にも、新人看護師をどういったステップで指導していくべきかを見える化しています。

STEP1:マニュアルにしたがって仕事をすすめる力を養う段階
STEP2:安全・確実に仕事をすすめる力を養う段階
STEP3:工夫を加えて仕事をすすめる力を養う段階

コロナ禍で臨時実習が少なかった新人看護師に対して、タイトなスケジュールで詰め込んで教え込んでしまうと、どうしても辛くなって早期離職に繋がってしまうケースもあると言われています。そこで大牟田天領病院では、指導する側もステップをきちんと考えながら進めていくことで、無理なく新人看護師の成長の手助けができるよう取り組んでいます。部署ごとに現場の特殊性を踏まえた指導計画を、ステップごとに立ててもらっています。例えば、“循環器の病棟だったら、「心電図を取れるようになる」とか、手術がある病棟は、「術前の準備ができる」や「術後の観察ができる」といった細かい指導プログラムをステップごとに設定してもらっています。

―― 共に育ちましょう。

「なにか事前に勉強しておいた方が良いことはありますか?」と聞いてくれる学生さんがたまにいますが、私達は就職面接のときにも「最初はできなくてもいいよ。私達が育ててあげるから」と伝えています。
大牟田天領病院の一員になってもらってから、私達が育てていきたいという思いがあるので、「事前に根詰めて勉強してこなくていいですよ。それよりはとにかく国家試験に受かることが大事だから、まずはその準備をして、4月になって私達の仲間となったら一緒に頑張っていきましょう。だから最初はできなくいいですよ」と伝えています。

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(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)


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