新人看護師インタビュー|プリセプター・先輩達と共に成長できる環境
熊本中央高等学校(熊本県熊本市)看護学科を卒業後、大牟田天領病院に2021年4月に新卒で入職。現在2年目の鬼塚さんに当院を選んだ理由、看護師1年目で苦労したことなどを振り返っていただきます。
▼目次
私の看護師1年目
ともに学べる環境
今後の目標
学生におすすめする当院の魅力
私の看護師1年目
― 大牟田天領病院を選んだ理由
私は大牟田天領病院の奨学金制度を利用して入職しました。就職後は一人暮らしがしたくて、実家のある熊本市内から比較的近くて奨学金制度を利用することができる病院を探していました。面談でお話を伺う中で、
『新人教育に力を入れている』
『2年目からはクリニカルラダーで自分のペースでステップアップしていける』
『急性期から在宅まで幅広く看護師としての経験を積むことができる』
といった点を知ることができ、当院への就職を希望しました。
― 新人看護師1年目の苦労
入職して最初の半年間はとても大変でした。学校で習っていたことを現場でやろうとすると頭が真っ白になってしまい、全然できませんでした。例えば点滴の接続にしても、実習時は見ているだけだったため、初めて行う時は一から教えてもらわないとできませんでした。血圧測定は実習でも経験していたのですが、実際に患者さんに対してとなると緊張してできなくなってしまいました。
『看護師になった』という事実に対して自信が追いついていなかったため、頭の中で「どうしよう」と不安でいっぱいになっていました。半年くらい経つとようやく自信を持ってできることが増えてきて、心にゆとりが持てるようになりました。
大牟田天領病院ではプリセプター制度で先輩看護師がマンツーマンでフォローをしてくださいます。1年目は分からないことは全部プリセプターさんに「一緒にいいですか?」とお願いをして、聞きながら少しずつ自分でやれるようになっていきました。
私に付いてくれたプリセプターさんは4年目の方で歳も近く、とても優しく何でも相談に乗っていただきました。「これは1人でできる?一緒に行こうか?」といつも声をかけてくださり、とても助かりました。プリセプターさんがいたから1年目を乗り越えることができた、それくらい心強い存在でした。
ともに学べる環境
― 現在の業務内容
私は急性期病棟を希望して、南4階/急性期一般・循環器内科・脳神経内科・腎臓内科混合病棟の配属となりました。ここでは心臓カテーテル治療を行う患者さんに対する検査など専門知識を身に付ける必要があります。最初はどんな検査があるのかも分からなかったのでまずはそこから勉強をしていき、それぞれどんな準備が必要なのか、どういった観察項目があるのか、そもそも何のための検査なのかを家に帰ってから自分で調べて勉強していきました。
― 1年目の卒後教育
大牟田天領病院の新人看護師は病棟配属後、月1回の月例ミーティングを行います。
『今月の目標』
『行動した結果、気づいた事・困った事』
『どうすればもっと良くなるか?』
これらをプリセプター、アソシエイタ―、病棟主任、教育担当の方と一緒に話し合います。1人ずつがアドバイスをくださるのですが、『私のことをちゃんと見てくれているんだな』と感じることができます。振り返りがしっかりでき、次に生かせることをたくさん言ってくれるので、着実に成長できていると感じることができました。
ある時の月例ミーティングで「患者さんとのコミュニケーションで基本的なことができていなかった」と私が振り返りを話した時に、先輩看護師が「私もできてない時があるね。一緒に頑張りましょう」と声をかけてくれたことがあります。新人と接する中で、経験を積まれた先輩方も一緒に学ぼうとする姿勢がすごく印象に残っています。
今後の目標
― 看護師1年目を終えての感想
できることが増えていくと、やることも増えていきます。受け持ち患者さんの数が増え、点滴やルート確保において「この患者さんは右手で取るように」といった医師からの指示を一人ひとり確認しながら丁寧に対応することが求められます。検温など時間通りに回らないといけない業務もある中で、カテ出しに集中してしまって他の業務が回らなくなってしまったりすることもありました。頭の中で業務の順番を予め考えてスムーズに動いていくことを身に付けている最中です。
今の私の課題は「もっと周りを見られるようになること」です。先輩方は自分の仕事だけでなく周りのスタッフに「大丈夫?」と声かけをしながら仕事ができています。2年目になるので、私も少しでも早く後輩や周りのサポートに入れるようになりたいと考えています。
― これからの目標
循環器の病棟で働いているので、もっと心電図が読めるように勉強していきたいと考えています。先輩方が観察しているポイントを伺うと、まだまだ知らないことがたくさんあることに気付きます。知識を身に付け、現場での経験をもっと積んでいきたいです。
患者さんに寄り添い、患者さんの訴えを傾聴できる看護師になりたい。学生の頃は、患者さんとのコミュニケーションは『情報収集のため』という印象で、看護師になったばかりの頃は質問して終わりという淡白なコミュニケーションでした。時間が経つにつれ、患者さんとの関わりが深まり自然とコミュニケーションが取れるようになってくると、これまでは気付けていなかった『患者さんの訴え』に気付けるようになっていきました。時間に追われてなかなか寄り添えない時もありますが、患者さんの声に耳を傾け、患者さんが何をしたいのか、どう感じているのかを聞き出して看護に繋げていきたいです。
学生におすすめする当院の魅力
― 毎年見直される新人教育計画
夜勤体験スタートの時期が私は11月からでした。例年は6月頃から夜勤をスタートしていたようですが、ここ数年の新人看護師はコロナ禍で実習が十分にできておらず、現場における患者さんとのコミュニケーション、先輩看護師や他職種とのコミュニケーションの経験が不足しています。私自身やはり不安は大きかったので、ゆっくり自信を付けてから夜勤を開始できたことは良かったのかなと感じています。
夜勤開始時期の検討など、毎年の新人看護師の成長度合いを見ながら新人教育計画の見直しがされています。新人にとっては丁寧な教育・フォロー体制が整っていると思います。先輩方が本当に優しく話しかけやすい方ばかりなので、そういった環境面もオススメです。
南4病棟師長からひとこと
鬼塚さんは令和3年度の新卒看護師として入職し南4病棟に配属されました。病棟勤務初日に「元気がとりえです」と笑顔で挨拶されたのが印象的でした。コロナ対策の真っただ中、厳しい感染対策をとりながら、看護師としての業務を習得することはとても大変だったと思います。
仕事に取り組む姿勢もとても真面目で、さらに毎日手作りのお弁当を持参してくることにスタッフ一同感心していました。緊張感でいっぱいの生活でお弁当作りは、リフレッシュする時間であったのかなと思います。
南4病棟には鬼塚さんのお母様と同年代のスタッフも多く、娘のように関わり気にかけてくれています。今、初めての後輩ができさらに自身も学習していかなければいけないと、院外研修にも積極的に参加しています。来年には心強いプリセプターとなってくれると思います。
(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)
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