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「向き不向きがあっていい」─患者さんとゆっくり関われる場所で見つけた“私らしい看護”

福岡県大牟田市にある大牟田天領病院で働く看護師

帝京大学福岡医技術学部看護学科(福岡県大牟田市)を卒業後、2023年4月に新卒で大牟田天領病院へ入職。急性期一般病棟からスタートし、現在は腎センターに所属。外来透析患者の看護・透析導入予定患者の指導、シャント造設術・PTAの介助等を担当。

《目次》
大牟田天領病院を選んだ理由
1年目での苦労、休職から復帰まで
大牟田天領病院の新人教育
未来の仲間へのメッセージ

“何気ない一言に救われた”  看護師を志した原点

私が看護師を目指したきっかけは、祖母の闘病と、自分自身の通院経験からでした。祖母は乳がんで早くに亡くなりましたが、母からは祖母の入院中に看護師さんがしてくれたことをよく聞かされていました。

また、私自身も小さい頃から喘息や花粉症で頻繁に病院に通っていたのですが、そのたびに看護師さんからかけてもらった何気ない一言に救われることが何度もありました。「看護師ってすごいな」「私もこんなふうに人に寄り添える仕事がしたい」──そんな思いが、自然と心に芽生えていきました。

ここで一緒に成長したい」──大牟田天領病院との出会い

就職先を選ぶうえで私が大切にしていたのは、病院の雰囲気と教育体制です。大牟田天領病院が掲げていた「共に学ぶ=共育」という新人教育の方針に強く共感し、ホームページや先輩方のインタビューを見ながら、「いつか自分が先輩になったときには、後輩と一緒に成長できる存在でありたい」と思うようになりました。

さらに、地元の熊本から通いやすい距離だったことも大きな決め手になりました。現在は一人暮らしをしていますが、実家にはよく帰省していますし、福岡市内や熊本市内へのアクセスも良いため、休日には友人と出かけたりリフレッシュしたりと、生活のしやすさも感じています。

福岡県大牟田市にある大牟田天領病院で働く看護師

立ち止まった私を支えてくれた、職場のぬくもり

入職後は急性期病棟に配属されました。急性期ならではのスピード感や業務の多さに圧倒される毎日で、理想としていた「患者さん一人ひとりに丁寧に向き合う看護」がなかなか実現できず、悩む日々が続きました。「顔を拭いてあげたい」と思っても業務に追われて後回しになることも多く、ケアの優先順位の立て方にも苦労しました。

「先輩も同期も頑張っているから、自分も頑張らないと」と無理をしすぎてしまい、次第に心身ともに余裕がなくなっていきました。ついには体力の限界を迎え、体調を崩してしまいました。

そんな私を見て、上司は「もう少し落ち着いて働ける環境で、心と身体を元に戻そう」と、腎センターへの異動を調整してくださいました。休職中も、看護部長や副部長が面談の時間をしっかり取ってくださり、「今はしっかり休んで、また元気になって戻ってきてね」と温かく声をかけてくださいました。無理に復帰を急がせず、私自身の気持ちに寄り添ってくださったことは、本当に心強かったです。

また、急性期病棟で教育担当をしてくださった先輩が「一緒に2年目も頑張りたかったね」と涙を流してくださったことも、忘れられない思い出です。一生懸命私を支えてくれた先輩方への感謝の気持ちは、今でも大切にしています。

“長く向き合う看護”が、自分らしさを取り戻すきっかけに

現在は腎センターに所属し、外来透析患者さんの看護や、透析導入予定の方への説明・支援、シャント造設術やPTAの介助などを担当しています。

異動してからは、少しずつ心と体に余裕が生まれ、自分自身を客観的に見つめ直せるようになりました。あるとき教育担当の先輩から、「向き不向きは誰にでもある。私はこれが得意で、これは苦手だなって、自分で理解していくことも大事だよ」と声をかけてもらい、ふっと肩の力が抜けた気がしました。

腎センターは外来透析が中心で、長期的に患者さんと関わることができるのが特徴です。毎週顔を合わせる患者さんの、ちょっとした体調の変化や表情の違いにも気づけるようになり、自分にはこのように継続的に寄り添うスタイルの看護が合っているのだと実感しています。今では、より自然体で看護に向き合えるようになり、「この場所でなら、長く働けるかもしれない」と思えるようになりました。

福岡県大牟田市にある大牟田天領病院で働く看護師

患者さんの「その先」を見据える──ローテーション研修の学び

大牟田天領病院では、新人看護師向けに『ローテーション研修』がありました。急性期病棟だけでなく、回復期や訪問看護、腎センターなど、さまざまな部署を経験できたことは、患者さんの経過を多角的に捉える力につながったと思います。

たとえば、急性期で担当した患者さんが、その後どんな支援を受けながら在宅に戻っていくのか──退院後の看護やリハビリの現場を見ることで、「退院支援」の重要性や、今の自分の看護がその先の暮らしにどうつながっているのかを実感できました。これは、今腎センターで働くうえでも大きな糧になっていると感じています。

支え合う教育体制

病棟配属後も、月に1回の集合研修で同期と近況を報告し合ったり、悩みを共有したりしながら、共に学ぶ時間が多く設けられていました。

現場では、アソシエーターやプリセプターに加え、病棟全体で新人を支える風土が根付いています。月1回のカンファレンスでは、できたこと・できなかったことを先輩と一緒に振り返り、次の目標を立てていくことができたので、とても心強かったです。技術的なことにも挑戦しやすく、「失敗しても大丈夫」と思える環境があったことは、私にとって大きな支えでした。

福岡県大牟田市にある大牟田天領病院で働く看護師

看護学生時代の学びが今に

私が学生だった頃は、ちょうどコロナ禍の影響で臨床実習が制限されていた時期でした。そのぶん、学内では患者役を演じながら行う演習やカンファレンスを通じて、患者さんとのコミュニケーションについて深く考える機会が多くありました。

特に、「あまり話したくなさそうな患者さん」に対してどう声をかけるか、どんな言葉やトーンを選ぶかを考える授業は、今でも印象に残っています。透析で継続的に患者さんと関わる今、当時の学びが日々の声かけや信頼関係の構築に活きていると実感しています。

目指すのは、そっと寄り添えるリーダー

これからは、リーダー業務にも挑戦していく予定です。まだまだ不安もありますが、業務を一人で抱え込まず、周りをよく見て、必要なときに手を差し伸べられる看護師になりたいと思っています。

誰かが困っているときに、自然と声をかけられる存在に。そんなリーダー像を目指して、自分のペースで一歩ずつ前に進んでいけたらと思います。

未来の仲間へメッセージ

入職してすぐは、初めてのことだらけで大変だと思います。でも、初めてのことはできなくて当たり前です。失敗しても大丈夫。コツコツと続けていけば、少しずつできるようになっていきます。

わからないことや不安なことがあれば、焦らずに周りの人をたくさん頼ってください。たくさんの人に支えてもらいながら、「自分らしい看護のかたち」を、少しずつ見つけていってほしいと思います。

(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)

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大牟田天領病院には、誰かの思いに寄り添いながら、自分らしい看護を見つけていける環境があります。新人教育の手厚さ、あたたかな先輩たちのサポート、そして自分に合った働き方を見つけられる柔軟さ──。あなたもここで、自分らしく、そして長く働ける“看護”を一緒に見つけてみませんか?私たちは、あなたのチャレンジを全力で支えます。

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