アパレルショップ店員から看護師へのキャリアチェンジ
小さい頃から「~~になりたい」といった夢がなかった高島さん。そんな彼女が、社会人経験を経て人生で初めて持った夢が、「看護師になりたい」だったそうです。最初は、子どもたちを育てていくために選んだ看護師の仕事だったそうですが、今では「もっと周りに貢献したい」という気持ちが強くなっていると言います。夢を叶えた彼女が、これから目指す看護師像についてお話を伺います。
▼INDEX
1.看護師を目指した理由
2.大牟田天領病院を選んだ理由
3.子育て・家庭との両立
4.学べる環境
5.職場の雰囲気
6.今後の目標
― 20代後半でのキャリアチェンジ
私はもともと「将来の夢」といったものがなくて、そのときどきで自分がしたいことをしていて。看護師を目指す前は、アパレルショップで販売員として働いていました。でも、収入面ではそんなに多くなくって。まだ小さい子どもたちもいたので、どうやって育てていこうかなと考えていた時に、看護師として働いていた親に相談をしたのがきっかけです。
「こんな私に、命を支える看護師の仕事が務まるのか?」と不安にも思いましたが、今後どう生きていくかを真剣に考えて、大変だろうけど看護師を目指すことを決めました。
一度社会人を経験してから20代後半でのキャリアチェンジでしたが、人生で初めて「なりたい夢」ができたと思えました。「看護師になりたい」と決心してからは、その目標に向かって進んでいく感じが自分も初めての経験で、今振り返ると良い決断だったなと感じています。
― 仕事と子育て・家庭を両立させるために転職を決意
私は、転職で大牟田天領病院に入職をしました。前に勤めていた病院が、人手が足りず、帰りが夜の9時頃になることもありました。夜遅くなってしまうと子どもたちに夕食もしっかり準備してあげられなかったです。このままでは私自身の体調も家庭も、ちょっと崩れていくなと感じたので、転職を検討しました。以前、大牟田天領病院で働いていた知り合いがいて、聞いてみたら「人間関係も良くって、働きやすい職場だよ」と教えてくれました。また、お休みが多く、住宅手当等の福利厚生も充実しているということも応募した決め手の一つでした。子育て・家庭と両立しながら看護師として働き続けるために転職を検討した私にとっては、大牟田天領病院は理想の職場でした。
― ママさん看護師にもすごく優しい職場でした
実際に大牟田天領病院で働き始めて感じたのは、想像以上に人間関係が良いことです。今の病棟しか働いていませんが、すごく人間関係が良くってすごく働きやすいです。私が現在勤務しているのは回復期リハビリテーション病棟ですが、今のところ残業もほとんどなく定時で帰ることができています。家庭にも優しいし、体の負担も前に比べると全然問題なくやっていけています。
― 患者様を前向きにさせるコミュニケーション
すごく学びがある職場だと感じています。当院では院内での勉強会も盛んで、“日々の患者様への声かけ”ひとつとっても、これまでは深く気にしていなかったことが「もっとこうすべきなんだ!」と新しい知識を学んでいます。例えば、糖尿病の患者様に対して、今までだと血糖値が高かったら「何食べたと?」と何も考えずに声をかけていたんですけど、勉強会等を通して「患者様の意欲につながるような声かけ」「患者様の目標を聞き、目標達成に向けてどうやったら一緒に進めていけるか」といったポジティブな働きかけ方があることを学びました。患者様自身が自分の生活の中で何が頑張れそうか、運動や食事制限など患者様ごとに合った目標を一緒に考えて、それらに前向きに取り組んでいけるように声かけを工夫する。患者様にとっては一生付き合っていかなければいけない病気なので、「これができたら、次はこれを頑張りましょう!」と声かけを看護師がして差し上げることで、患者様も前向きに取り組めるんだと改めて気付くことができました。患者様の生活に一緒に向き合っていく視点、寄り添う気持ちを、日々学ぶことができています。
― 同僚・上司との距離が近い
院長先生が優しくて、気配りが合って、職員の頑張りを労おうとしてくださっているのが伝わってきます。病棟にも気さくに顔を出してくださって、「みんな大丈夫~??」と声かけをしてくださるんです。優しくて気さくな先生で、すごく働きやすい雰囲気を作ってくださっているなと感じます。単純ですが「頑張ろう!」ってなりますよね。病棟師長もすごく親身にスタッフの話をなんでも聞いてくれたり相談に乗ってくださるので、みんな助かっています。同僚にも子育て中のスタッフも多く、例えば急なお休みがあっても、率先して助け合ったりする文化があると思います。
― 助けてくれる同僚に早く仕事で返したい
直近の目標は“先を見て動けるようになりたい”ということです。
私は忙しくなると、性格的に目の前のことしか見えなくなって周りが見れなくなってしまうときがあるのですが、忙しい時でも落ち着いて、もっと周りを見て行動できるようになりたいなと考えています。周りの同僚にもっと配慮して、なにかできていなかったら手伝ってあげたり、先を見て準備したり。そういったことをさらっと、素早くできるようになりたいです。今は自分自身、まだ周りが見れていないことが多く、周りの同僚に助けられているので、自分が進んでできるようになりたい。周りの職員は、みんな見習うべきことが多いお手本となる方々ばかりです。自分よりもすごくテキパキ動ける方々なのに、上から物を言うとかはなく、とてもフレンドリーで「やっておいたよー」と言ってくれる方々なので、私も早く同じように、周囲に仕事で返していきたいです。
― 「なりたい」から「もっと貢献したい」へ
最初は、子どもたちを育てていくために「看護師になる」という夢でしたが、今は「看護師を極めたい」という気持ちに変わってきました。これまでも失敗したりして、「自分は看護師に向いてないのかな」と辞めようと思ったことも何度かありました。でも、失敗のたびに「こうしたら失敗した、次はこうしよう」と学んできたことで、看護師としてもっと貢献したいと思えるくらい強くなりました。大牟田天領病院は地域でも「救急を断らない」といった風に変わってきていますし、自分たちが力を合わせて頑張らなきゃという気持ちでいます。
~6病棟師長からひとこと~
患者さんのことを中心に考え、しっかりと話を傾聴して柔軟に対応してくれています。研修会にも積極的に参加し学んだことを実践してくれているので、とても行動力があります。体調面が心配な時がありますけど、周りのスタッフがみんな協力してくれています。「お互い様」の気持ちを持って助け合える環境です。子育てと仕事の両立が出来るように支援していきたいと思っています。
(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)
中途看護師 募集中!
ママさん看護師も活躍中!子育て・家庭と両立しながら働きたい方も大歓迎です。
風通しの良さが作り出す助け合いの文化が自慢の大牟田天領病院で、一緒に働いてみませんか?